【構造屋からみる大切な事 1】2021.0310

皆様が住宅を建築、購入する際に、何を大切にしておりますか?

やはり玄関から入った時の印象やリビングの大きさ、明るさ、キッチンの素敵さ、お風呂の豪華さなど目に付く内容は、良く色々な物と比較をすると思います。

そこに実際に生活をしているイメージが持ちやすいですよね。しかし、その様な素敵な住宅も目に見えていない部分(土台、柱、梁など)に使われている物や大きさなど比較した事は有りますか?

少しずつお伝え出来ればと思っております。

木材の種類によって耐久性や強度は違って来ます。

まず、耐久性に関してお伝え致します。

耐久性とは、長期間(数十年)に渡り、虫(シロアリなど)や腐れ(腐朽菌)などから守れるかで判断を致します。木材は絶対に腐らないという事は有りません。経年劣化でいつかは土に還って行きます。その中で住宅に使用して数十年もの間、色々な環境にさらされる中でも劣化が少ない(遅い)樹種を使う事で安心して暮らし続ける事が出来ます。

目に映る姿が良くても、基本となる骨の部分が歪んでしまうと直す事は大変です。目に映る裏側を気にして見ては如何でしょうか!