今の時代、自分の所に届く商品や物がどの様に届いたのかが分かりづらい時代になりました。昔は情報や物の流れの範囲が狭く、村単位で物が流通していた事で「誰が作り」「誰が運び」「誰が販売し」という事が目に見えて分かっていました。その目に見えて分かっていたからこそ、商品に対しての感謝の念は、物という価値ではなく、その商品に関わった人に感謝をするという事だったように感じます。また、貨幣の発達する前は物々交換が取引の主流だった事も有りますね。
大航海時代から段々と物の流通範囲が大きくなり、目に見えない所との繋がりで商品が動き出しました。その事で、消費している人々は段々と購入した商品のみの価値にのみ感謝をするようになってしまったのではないでしょうか?「コストパフォーマンスが良い」という表現が表しているように思います。
その事でお金を払う人が「偉い」という感覚が段々と強くなってしまったように思います。しかし、世の中は「作る人」「運ぶ人」「流通させる人」「販売する人」細かく言えば、「作る為に必要な道具を作る人」「運ぶ道具を作る人」など多くの人の仕事によって作られているのです。その人々がいる事が重要だと思います。
その縁の下の力持ちでいる人々が、幸せな時間や生活を送れるようにする事が出来ない世の中は衰退して行ってしまうと感じてます。だからこそ、多様性というフレーズが重要で、それぞれが得意な仕事や充実した仕事をこなして行き、その仕事で幸せな生活を送るという事が実現出来る世の中が「多様性を認める世の中」なのではないかと思います。また、「国内のフェアートレード」とも思います。
これだけSNSなどの環境が整備されたことで、本来大切にすべき物事に焦点が当たり、その実現が一歩ずつ近づいて来て欲しいと感じております。
皆さんは、如何でしょうか?