【国産材の安定を目指して】2021.0423

皆様、如何お過ごしでしょうか。

今の木材業界の動向をお知らせ致します。先月からの木材供給(外国からの入荷減)による価格の高騰が起こっております。大本の原因は、世界的な木材価値の上昇で有ると思います。

米国での政局的な各州の治安状況(悪化)に伴う人口移動による住宅着工件数の急激な増加により建築資材の高騰しました。

EUでは、SDGsによる持続化可能性という側面で、木材などの地球上での再生可能な資源の活用という側面で、急激に木材価値の上昇が起こった様に思われます。

この様な状況で、当社が考えて来た適材適所への国産材の利用が増える事で、国内の木材関連市場が継続的に活性化される事により、最終的には国内森林の適正な森林更新が行われ、日本全体の洪水災害の抑制や水資源の確保など日本本来の姿に近づける事が出来るのではないでしょうか。

この好機に、国産材の価値創造と適正価格の維持など、今までの価値を見直す時期が来たと感じております。価格高騰という事を言われておりますが、これまでの20年位はどんどん価格が下がっていた事を考えれば、やっと他の商品(車、家電、建材、住宅設備など)の価格上昇の波が来たという感じがします。

木材業界は、ずっと価格低下の状況でしたので、世界的な木材価値の上昇が非常に嬉しい事です。

1本の木材になるまでに50年から70年という長い時間を必要とする木材の価値が見直されて来たと事だと思います。是非、使用されている木材の70年という歴史を感じながら、目にする木材の価値を感じて頂きたいと思います。